
【現象】
3人のお客様のカードがポケットに通うわけですが、1枚目、2枚目は一切ポケットに触れずに飛行したように見えます。
そして3人目のカードは、ポケットの中の小銭入れの中から出てくるのです。しかも3枚ともサイン付きで行うことが可能です。
この魅力的な現象を、ほとんどスキル無し、準備無しで達成しています。
構成の妙ですので覚えやすく、一度覚えたら忘れることもありません。
慣れればホッピングなどで繰り返し行うことも可能!
それほどカジュアルに演技可能です。
※商品には、DVDの他、バイスクルのギミックカードが2枚ついています。使用するのは1枚ですが、赤・青の両方おつけしています。この他、バイスクルカード一組はご自身でご用意下さい。
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言わずと知れた、カーライルの名作、ホーミング・カード。
サインカードが、ポケットに見えない飛行を繰り返す現象は、20世紀初頭多くのマジシャンを刺激しました。
ただいざ行うとなると、思いがけないハードルが存在するのです。
多くの場合、パームという代物と、演技力というもう一つの難題が、幾多のマジシャンを悩ませる結果となります。
並のマジシャンでは、おそらく持て余すことになると思います。
そんなわけで、ホーミング・カードを得意とするマジシャンは多くないのかも知れません。
そこで今回、庄司タカヒト&はやふみ、両氏のアイディアによって、パームを使用せずにこの現象を簡単に行えるように工夫しました。ギミックの考えは、はやふみ氏。全体の構成とオチの部分は庄司氏。両氏の合作となる作品です。
合理的な構成と、大胆なギミックの使用によって、パームという技法なしでいとも簡単に憧れの現象が達成されます。
ふじいあきら氏も、合理的な手法に、感嘆の声をもらすほど・・・。
いわゆるポケットに通うカードは、文字通り観客の選んだカードがポケットや財布から現れるという不可能性の高い現象で、ショーのクライマックスとしてカードマジックを演じる人にとって憧れの演目です。
有名なのはトラベラーやルポールの財布などですが、それ以外にもさまざまな方法が発表されており歴史もあります。
ところが、いくつかの理由からこの演目を演じる人は多くありません。
その最大の理由は【パームが必要】な事でしょう。
中にはパームが不要なものもありますが、不自然なワレット・違和感のあるロード方法・ジャケットが必要・テーブルが必要・アシスタントが必要・など気軽に演技するにはハードルが高い物が多いのが現状です。
だとしても、ポケットに通うカードが気軽に演じられたらショーのクライマックスとしてビシッと決まるという事実は否めません。
「おーーっと!ここでみなさんに朗報です!」
庄司タカヒト氏が上記の問題点をほぼ完璧に解決した手順を発表されました!
パーム不要、ジャケット不要、ワレットはノーギミック、テーブル不要、もちろん、アシスタント不要!
3人の観客のカードがズボンのポケットに1枚ずつ移動して行き、最後のカードはポケットのワレットから出てきます。
僕(ふじいあきら)も最初に見た時、完全に引っかかってしまいました。
庄司さんお得意の「手順を簡単にしながら効果を落とさない能力」が大いに発揮された傑作です。
一刻も早くマスターしてレパートリーにされる事をお勧めします。